Yakumoの日記

Track Making / DJ | Love Sampling, Frenchcore/Hardtek, Jaycore, Funkot etc...

DIGITAL OFFLINEにDJとして参加しました ―僕がJaycoreに求めたモノ・僕たちのつくるJaycoreの未来―

この記事は2023/01/28に中野 Heavy Sick ZEROにて開催されたDIGITAL OFFLINEに出演したわたくしYakumoが、当日のセットリストの補足説明、及びそこで伝えたかったことを書いたものになります。

 

再現mixはこちら↓↓↓

soundcloud.com

 

 

Ⅰ. 出演・セトリ決めに至るまで

 僕が本イベントの主催者である奇怪電波俱楽部さんから出演のオファーをいただいたのは、確か去年の10月頃だったと思う。あまりにも突然の連絡で本当に心の底から驚いたし、夢かとも思った。そもそも誰かからブッキングを貰うなんてこと自体初めてだったし、何よりも奇怪電波俱楽部さんがそこまで僕のことを認知してくださっていたとも思っていなかったので...。

 もちろんDIGITAL OFFLINEというイベントのことは知っていたし、僕は第一回に行ったことがあるのだが、そこで強烈な印象を受けたことをよく覚えている。何せ、演者の大半が現場に置かれているCDJに触れることなく自由にパフォーマンスをしていたのだから。それでもイベントは大いに盛り上がっていたし、機材の扱いの上手さや小手先のテクニックはあくまでお客さんを楽しませるための手段の一つにしか過ぎないんだな、と改めて気付かされた。それからは僕自身も変にテクニックに拘るのはやめようと思ったし、音楽だけではなく映像などの視覚的なパフォーマンスにも力を入れるようになった。(これが後にVJのsuleiman_1さんとのユニット、【初投稿】㍻インターネットやめろ流星群【歌ってみ... 2.8万 回視聴・9年前などにつながってゆく。)

 そういうわけで憧れのイベントに出演することになったのだが、僕がずっと考えていたことは、「僕がこのイベントでできる役目って何だろう?」ということだった。共演者は僕よりも有名ですごい人ばかりだし、いつも通りJ-core/Jaycoreを中心にやるにしてもLOLISTYLE GABBERSの三人が出演しているので彼らの曲が使えないというw

 結局しばらくの間思い悩むことになるのだが、昨年10月に開催された前回のDIGITAL OFFLINEの様子を見たり、そこでのIzum1さんのライブ音源を聴いたりしているうちに、「変にパーティーの雰囲気や客層を気にするのはやめて、今自分がDJとして表現したいことを自由にやればそれでいいんじゃないか」と思うようになった。それまでの演者の人たちは自分が本当にやりたい音楽を全力でやっているように見えたし、パーティーに来てくれるお客さんたちも”ノリノリな音楽で楽しく踊ろうぜ!”という感じよりはむしろ各DJの自由な表現を真剣に受け止めてくれる人たちだと思ったから。

 また、昨年12月に行ったnerdtronics2というMOGRAで音MADが流れまくるイベントで観た名有りさんのDJがめちゃくちゃ良くて、後日投稿していた記事で選曲に込めた思いを知って、「僕もデジタルオフラインでみんなに伝えたいことを本気で伝えるようなDJをしよう...!」と固く決意した。(本投稿も名有りさんの記事を大いに参考にさせていただきました。ありがとうございます。)

 名有りさんのnerdtronics2のDJmixはこちら↓↓↓

Stream 20221211 nerdtronics2 at MOGRA by naari3 | Listen online for free on SoundCloud

そんなこんなで、Yakumoはいつもの感じとはちょっと違うセトリを組み始めたのでした。

 

Ⅱ. セットリストについて

 はい、ようやくセットリストの補足説明に入ります。今回は前述の通り「今自分がDJとして表現したいこと」だけを意識してセットリストを組みました。そしてそれを一言で表すならば、副題にも書いた「僕がJaycore*1に求めたモノ・僕たちのつくるJaycoreの未来」ということになります。以下簡単な説明になります。

  • 僕がJaycoreに求めたモノ=ノスタルジー
    • サンプリングというのは過去にアクセスし、それを精算したり、新たな解釈を生んだりする行為。そこには常に過去に対する愛憎の念が含まれる。
    • ノスタルジーの対象はJaycoreの主流であるアニソンに留まらない。→アニリミ、アニソンサンプリング以外のJaycoreをもっと盛り上げたい。
  • 僕たち新しい世代のつくるJaycore
    • 僕がJaycoreを知ったのは、コロナショック以降。それまでシーンの中心であったWhatever Wavesは一度幕を閉じ、ロリガバは10周年という節目を迎えた後だった。 そんなシーンの姿を見た僕にとっては、全てが過ぎ去り、まるで時が止まってしまったかのように思えた。
    • 同月開催されたWhatever Waves Liteも踏まえ、Sharpnel世代でも、ロリガバ世代でもない、次の世代がつくる新たなJaycoreの予感を少しでも感じてもらいたかった。
  • サンプリングミュージックとしてのダリアコア*2
    • 異常なサウンドに注目されがちなダリアコアを、サンプリングミュージックという視点から再解釈を試みる。
    • そこには今のJaycoreにはほとんど見られないサンプリングセンスが潜んでいる。
    • Jaycoreのクリエイター、リスナーにとって新しい手掛かりになればと思った。

 以上の点を踏まえて組んだのがこちらのセットリスト。新曲の準備やら学業やらで忙しかったので、結局2、3日程度で決めた。

 ここから各曲ごとに語りたいことを書いていきます。曲名の部分から各音源のリンクに移動できるので、気になった曲があればぜひ聴いてみてください。

 

01. Hexacube - Create New World

 Sitosが主催し、自分も一曲参加させてもらったGame Sampler 001に収録されているHexacube氏のHardtek。多くの人が昔の記憶として心に残っているであろうマインクラフトをサンプリングしたこの曲は、今回のテーマであるノスタルジーを扱うにあたってぴったりなスタートだと思った。Create New Worldという曲名もこれから新しいJaycoreを提示するぞ!という意気込みにマッチしていた。前回出演したイベントでも使ったので二連続ということになったが、この曲が唯一無二すぎて代替案がなかった。

 

02. Moetek - Bloom of youth

 近年の国内Hardtek / Jaycoreシーンの第一線で活躍されているMoetek氏によるノスタルジー全開の楽曲。年齢もかなりお若いとのことなので、今後も間違いなく新世代を引っ張ってゆく存在だと思います。後半部分にHoney worksがサンプリングされているあたり、同じ世代だな~と感じます。

 

03. あやぽんず* feat.ビートまりお - インターネットサバイバー

 最近シーンの文脈やジャンルに縛られない選曲がかっこいいな...と思う機会が何度かあったので自分もやってみた。歌詞やPVにパロディが散りばめられているが、パロディもまたサンプリングの一種だと思います。前後の楽曲との音圧差を少なくするために若干のリマスターをおこなった。

 

04. Yakumo - Caramell Dansen ft. ㍻インターネットやめろ流星群

05. naari4 - Caramell11111

 前のインターネット音楽的な流れを受けて自分のトラックを使った。この曲には書きたいことが山ほどあるくらい自分がいま音楽で表現したいことがギュッと詰まっているので、DIGITAL OFFLINEという大きな場で流せてとても嬉しかった。また、今回は同じ原曲ということで、ここから名有りさんのhyperflipに繋げた。Jaycoreの文脈からダリアコアを聴かせるためには、サンプリングセンスの繋がりが大事かな~と思ったので。これ以降怒涛のダリアコアパートが続いてゆく。

 またダリアコアの選曲に関しては、前述の通り「サンプリングミュージックとしてのダリアコア」が今回のテーマの一つであったので、音そのものよりも何をどうサンプリングしているかを最重視している。

 

06. Ableman Live - Lagtrain but it's inspired by DariaCore

 大学の同期でいつも仲良くしてくれているAblemanが、leroyによる最初のdariacoreを聴いて受けた衝撃そのままに半日で作った会心の一曲。この曲は少なくともdariacoreではないのだが、ダリアコアの精神性は十分に受け継いでいると思う。彼の今後のさらなる活躍への期待も込めての選曲だった。Twitterではドナルドを永遠に擦ってるみたいですが、面白いやつなので仲良くしてやってくださいw

 

07. Jane Remover - 52 Blue Mondays

 ダリアコアの原初の精神性を辿ると、やはりleroyの本名義Jane Remover (旧dltzk) のTeen Weekにたどり着くだろう。 (なお、現在は一部の楽曲が削除されてしまっている。) 昨今のhyperflipの流れや日本のダリアコアシーンを見るに、その曲調は次第に明るいものになっている傾向があるように思えるが(もちろんそれは何も悪いことではないし、私自身好きな曲もたくさんある)、この曲には「人生なんてくそくらえだ!ミックス・マスタリングなんてくそくらえだ!」みたいな負のオーラを感じずにはいられない。一度そういった原点に立ち返ってから、改めてこれ以降のダリアコアを再解釈してほしいという気持ちを込めた。

 

08. saoirse dream - when your pizza rolls + horse girl with a gun

 僕が一番好きなダリアコア。一昔前の洋楽やUndertaleのゲーム音などが多くサンプリングされており、ノスタルジー全開のもうガチアンセム。そこに音割れという破壊行為が加わることによって、ダリアコア特有の過去に対する愛憎の混じった表現が生まれるのだと思う。こういう精神性のJaycoreがもっと増えればいいのになあ。

 

09. xaev - toby fox discovers the hyperpop soundfont

 この曲もZEDDなどのEDMやゲーム音楽などが多くサンプリングされている。またこの辺からハーフステップ→四つ打ちへとHardcoreのノリ感へと戻ってゆく。

 ちなみに曲のタイトルが最後のマッシュアップの伏線になっていたりする。

 

10. .。*゚+.*.𝓒𝓾𝓻𝓻𝓮𝓷。+..。*゚+ - INTERNET_IRIS

 国内ダリアコアシーンにおいて、カレンチャンのcurrencore、そしてmomone氏のdobicoreの二つを無視して語ることはまずできないだろう。両者ともダリアコアのノウハウを日本のオタクカルチャーと接近させつつ、上手な落としどころを抑えていると思う。ダリアコアのサウンド感にあまり慣れていない人でも入門としてオススメの二人です。

 

11. gingus - to derp or not to derp

 「一番好きなダリアコアアーティストは誰ですか?」と聞かれたら、僕は真っ先にsteejのgiratinightcoreを挙げる。まずサムネが素晴らしい。ポケモンプラチナのゲーム画面を使用しているあたり間違いなく同世代なんですよね。そのせいもあってかサンプリングの元ネタがめちゃくちゃ分かる。僕がサンプリングミュージックを聴くときに重視しているのはそのアーティストのサンプリングセンスに宿る精神性みたいなものなのだが、steejには他のダリアコアアーティストの何倍ものシンパシーを感じた。

 

12. 4nzu - DEAREST

 ダリアコア→Jaycoreの流れでサンプリングセンスにシナジーがあるのは、どう考えても4nzuさんを除いて他にはいない。ノスタルジーを手掛かりにJaycoreのサンプリング対象をポップス、洋楽にまで広げ大成させた氏の功績は(少なくもとも僕にとって)計り知れないものがある。ここの繋ぎで「ああ、ダリアコアとJaycoreって案外精神性が似てるんだな。」と思ってくれた人がひとりでもいてくれたら嬉しいです。

 

13. Yakumo - MEGAMIX in WINTER

 この日のために作ってきた新曲。ゲーム音楽、アニソン、EDMなど今回のセットを結果的に象徴するようなサンプリングセンスの一曲に仕上がった。物販にて頒布していたステッカー付きDLコード、CDも無事に完売ということで本当に感無量です...。ありがとうございました。

 

14. 4nzu - GIANT

 自分でも何度もやってるWatch Meがサンプリングされた楽曲。本場ダリアコアのセンスを日本に当てはめるとこの辺になるのではないかという提示の意味を込めての選曲だった。また音的にはSharpnel氏のスタイルを踏襲しており、この後のクラシックな楽曲への橋渡しとした。

 

15. Spy47 - TENDER KISS (Yakumo Edit)

 最後の最後で爆発的な盛り上がりを見せるために作ってきた必殺技。キック、ベースとそれっぽい音を置いただけなので制作時間は2時間くらい。J-core / Jaycoreの大アンセムをhyperflip調にeditすることによって、少しでも新しいスタイルのJaycoreの予感を感じてくれれば幸いです。中盤はsextrance / hexdを意識してバキバキになってる。

 

16. Toby Fox - Undertale

17. yanagamiyuki - Frontrooms Rescue and Exploration Service (feat. 可不)

 イベントの二日前くらいに思い付いたマッシュアップで最後の締めとした。そもそもなぜ今回のセットがこれほどUndertaleにフィーチャーしていたのかというと、僕ら世代がノスタルジーとして共有できる点、現場がヘビシのさらに地下フロア(アンダーグラウンド)だったという点、リフレインの”Memory”という曲が今回のセットを象徴している点など、様々な理由があったからである。

 自分の番が終わってDJ Himesamaにパスしたあと、氏が最後のループにビットクラッシュをかけた瞬間、「ああ、たった今僕のセットは完成したんだな。」と直感してひとりで感極まってました。

 

editの音源

 当日流したTENDER KISSのeditはフル尺で作っていて、折角なので聴いてほしいので音源リンクを置いておきます。自由に使ってください。ポイントとしてはwindowsやゲームの交換音などを入れてサンプリング的な側面から「ダリアコアっぽさ」を出したところだろうか。あとドロップのベースは位相が反転しているのでサブウーファーがモノラルに処理されているクラブとかで流すと低音が消えます。当日は音出しで位相反転ベースを流して大丈夫かどうか確認してました。

https://drive.google.com/drive/folders/1FgrUVd9g5lGTmBJAzy9nM7hcD_9Lcrro?usp=sharing

 

Ⅲ. 雑記

 とりあえず書きたいことは書き終わったので、ここからはイベントの感想や僕の最近の音楽事情について書いていこうと思います。

 

当日の様子とか

 イベント前、奇怪電波俱楽部さんの提案で演者の方々と中野ブロードウェイを周った。まんだらけに着いた途端、各々の目当てのものを探して霧散していったのはちょっと面白かったw オタクの性だろうか。自分も自分でテクネチウムの東方アレンジCDをゲットしたり、その後合流できたDJマヤノトップガンゆるゆりの単行本(正しくは大室家というスピンオフ)を買ったりとホクホクだった。

 16時ごろに現場入り、音出しが始まった。いつだったか、「音出し時間は練習時間じゃない!」みたいなツイートを見て本当にUSBのデータがちゃんと読み込めるかを確認しただけにしたのだが、本番中左側のCDJのジョグの反応が異常に敏感になっていることに気付いてちょっとミスしてしまった...。時間はたっぷりあったわけだし、数曲つなぐ程度の確認はすべきだったとちょっと、いや結構後悔した;;

 イベントが始まってからは2フロアを終始行ったり来たりして本当に楽しかった。みんな本当にDJが上手だったし、各々が思うオタク音楽、みたいな個性が出ていて面白かった。個人的にはナードハさん、DJマヤノトップガン、僕の学生DJ三人組で仲良く繋いでいけたのが嬉しかった。

 自分のプレイ中は、実は最後まで緊張しっぱなしだった。でもみんなは終始盛り上がってくれたし、特に大きな問題も起こさず何とかやり切れてよかった。例のジョグの敏感さに気付いてからは余計な拘りを捨ててSYNKを入れてやっていた。SYNKモードの練習もしていてよかった...。最後のTENDER KISSでの盛り上がりや、マッシュアップでの感動は忘れられない本当にいい思い出になりました。

 物販では自分の曲を買ってくれる人を間近で観ることができて非常に嬉しかった。ちなみにデジタルオフラインのTシャツも売ってあったのだが、開演前に演者が全部買って売り切れてしまったw

 全てのDJの出番が終わりイベントが終了したとき、「やりきった~!」という達成感と開放感が一気に湧いて出てきた。当日まで新曲の準備やらセトリ決めやらDJの練習やら学校のレポートとかテストやらで本当に大変だったので...。とにかく全てが問題なく済んで本当にホッとしています。まあ学校の単位は落としたけどw

 この記事はちょうどイベントの一週間後に書いているのだが、まだ終わってから7日した経っていないというのが信じられない。振り返ってみれば、出演が決まってから当日まで、長いようで短い時間でした。それら全てがかけがえのない思い出です;;

 

ダリアコアについてのあれこれ

 僕がダリアコアという一連のムーヴメントを知ったのは、確か去年の秋ごろだったと思う。なので自分にとってはめちゃめちゃナウい音楽というイメージがある。きっかけはそれこそ今回のセットにも使用したAblemanのラグトレインリミックスで、そこからsuleimanさんなどにシーンの変遷などを教えてもらいながらいろいろ聴いていった。

 そうやって彼らと好きなダリアコアを共有しあっているうちに、とあることに気付いた。「ダリアコアリスナーには異常なサウンドに注目して聴いている人と、サンプリングセンスに注目して聴いている人がいて、どちらかといえば前者のほうがマジョリティである」ということだ。もちろん音楽の聴き方に正解・不正解なんてないので、それが悪いというわけでは決してない。ただ個人的にはダリアコアのサンプリングミュージックとしての面を高く評価していて、そこによりスポットライトが当たってほしいという気持ちがある。普段からサンプリングセンスに着目してJaycoreなどを聴いている人たちが来てくれる今回のDIGITAL OFFLINEは、そういう姿勢の提示には絶好のチャンスだと思った。

 ダリアコアでサンプリングされる素材は、主にPCやゲームの効果音、数年前の洋楽、EDMなどが多い(と思っている)。それらは過去への執着として読み取ることが可能ではないか。そしてここからが一番大事なのだが、そういったサンプリングに音割れという破壊的加工が加わることで、愛憎の混じった感情が表現される。ここにほかの音楽では味わえないものがあると思う。「あの頃にはそれなりに思い出があるけども、決して幸せだったとは言えないし、戻りたいとは思わない...。」この気持ち、僕はすご~~~く分かるんですよね。僕も今でこそこうやっていろんな機会をいただけてそれなりに楽しく過ごせていますが、あの頃の僕は本当にどうしようもないやつだったので...。遠く離れた外国でも同じような経験をしてきたティーンがいると思うと、本当に切ない気持ちになるんですよね。

 ダリアコアの特徴としてもう一つ挙げられるものに、全く飾り気のないサムネイルとタイトルがある。これもいいんですよね。そもそもleroyがダリアのサムネにしてdariacoreと名付けたのも、別にダリアが好きなわけではなくて曲ができたときにたまたまテレビでダリアがやってたから、とかそんな理由なんだと思うw この手で一番好きなのはcrafter2011ですかね。2011年にマイクラやってたんだと思う。サムネイルもその頃に友達と一緒に遊んでた時のスクショとかであってほしい。いやきっとそうだと思う。そういう内輪にしか伝わらないネタにしか存在しないメッセージ性があると思います。

 気付けばつい長々と語ってしまいました。これ以上余計なことを書いても仕方ないので、最後に最近聴いていいなと思ったダリアコアを貼って終わりにします。

fennecxxkneaded.bandcamp.com

 

Ⅳ. おわりに

 ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。僕自身も最近思うことに関して言語化して整理できるいい機会でした。今回の僕のDJと記事がなにか新しいことの発見に繋がれば幸いです。Yakumoはこれからも自分なりに活動していこうと思うので、どうぞ応援よろしくお願いします。

 また僕の考えに共感してくださったレーベルオーナーやオーガナイザーの方々は、機会がありましたら僕に声かけてくださると幸いです。基本的に先約があったり多忙な時期であったりしなければ断ることもないと思うので。無報酬も大歓迎です。そうやって機会を与えてくださることそれ自体が何よりもの報酬なので...。

 それでは、お疲れ様でした。またどこかでお会いしましょう。

 

*1:Jaycoreというジャンルの定義は非常に曖昧で、その人や地域によって非常に解釈が分かれる。本投稿では、音楽的なジャンルというよりも、シーンの中心であるWhatever Waves、及びその周辺のパーティーで流れるような全ての音楽を便宜上"Jaycore"と呼ぶことにしたい。

*2:こちらも非常に派生作品が多く定義が曖昧なジャンルである。本投稿では、leroyの投稿した元祖dariacore、そこから影響を受けて生まれた(と考えられる)hyperflipやその他全てのムーヴメントを便宜上"ダリアコア"と呼ばせていただくことにする。